白砂糖の害は恐ろしい−これを防ぐために−〔甲田光雄〕
これもそんな一冊。
マクロビオティックと類似点のある
甲田療法の提唱者甲田光雄先生の著書ですが
どれくらいマニアックかというと…
初版が昭和47年という古さ。
表紙がペラペラで、見た目は小学校の国語の教科書みたい。
しかし内容は素晴らしいです。
前編は知識編で、砂糖とはどんなものか…原料、歴史、種類に始まり
白砂糖の害から、甘党辛党ができる仕組み、肉体・精神の療法から
甘いものを止める方法など。
後編は甲田先生の経験談で、家族揃って甘党だった子供時代から、
病弱な青年期、砂糖を止める決心をしてからの様々な苦労話が書かれてます。
少食について多数の著書をお持ちの甲田先生でさえ、
昔は自分の食欲、甘いものの誘惑に負けて
しこたま甘いものを食べることがあったというお話には
とても励まされます。
今日限りで明日からは絶対に甘いものを食べまいと心に誓い、日記にも書いておくのに翌日になると、まあもう一日だけ許してもらおうとばかり、のこのこと家の外へ出て菓子を買いに行く浅ましい姿は、実に見られたものではない。強い罪悪感と自分の病気がひどく悪化してゆくだろうとの恐怖感に戦きながらも、本能に打ちひしがれた餓鬼道の姿そのままに、ずるずると袋の菓子が空になるまで食べ続けてしまうのである。
とても正直に書かれているこの部分に、
非常に感動しました。
文中には、砂糖を欲しないために疲労しない体を作る方法として
温冷浴や毛管運動、金魚運動などの方法も解説されています。
マクロビオティックを実践している人だけでなく
いろんな人におすすめしたい良書ですが
残念ながらアマゾンや楽天ブックス他
ネット書店では取り扱いがないようです。
